建物賃貸借契約解約申入書（賃借人用）

賃借人が賃貸借契約を終了させる方法には「解約」と「解除」の二種類があります。 「解約」とは、賃貸人による義務違反や賃貸物件の使用上の問題はないが、賃借人側の事情により賃貸借契約を終了させる場合をいいます。 「解除」とは、賃貸人による義務違反、または賃貸物件の使用に問題が生じていることを理由として賃貸借契約を終了させる場合をいいます。 本書面を作成する賃借人が賃貸借契約を「解約」しようとしている場合は「賃貸人や賃貸物件に問題はないが賃借人側の事情により賃貸借を終了させたい（解約）」を選択してください。賃借人が賃貸借契約を「解約」できるのは下記のいずれかの場合に限られます。 ・期間の定めのない賃貸借である ・期間の定めがある賃貸借であるが賃貸借契約書に解約条項が規定されている 他方、本書面を作成する賃借人が、下記のいずれかの事由を理由として賃貸借契約を「解除」しようとしている場合は「賃貸人による義務違反または賃貸物件に問題があるため賃貸借を継続することが困難である（解除）」を選択してください。 ・賃貸人が建物の修繕を実施しない ・建物の一部が滅失して建物の使用に支障が生じている ・賃貸人が行う保存行為により建物の使用に支障が生じる ・賃貸人が賃貸借契約の条項に違反した ・賃貸人によるその他の義務違反があった